発達障害のある子どもとハワイ旅行を計画していると、楽しみな気持ちと同時に、どうしても不安になるのが「飛行機」です。
我が家の息子・ひなたは現在4歳10か月。
とにかく多動で、じっとしていることが苦手です。
突然、奇声をあげることもあります。
さらに偏食があり、普段から食べられるものがかなり限られているため、機内食はほとんど期待できません。
そして、ひなたは飛行機が好きです。
飛行機や乗り物を見ると喜ぶので、「飛行機に乗ること自体」は楽しめるかもしれません。
でも、
「飛行機が好き」=「長時間、機内で大人しく座っていられる」
ではありません。
ハワイまでの長時間フライトで、
- 飽きてしまったとき、自由に動けない
- シートベルト着用サインが点灯している間、どうやって過ごすのか
- 飛行機の揺れで機嫌が悪くならないか
- 離着陸時の耳の気圧変化でつらくならないか
- 突然、奇声や癇癪が出たらどうしよう
- 周りの乗客に迷惑をかけてしまわないだろうか
そんなことを考えてしまいます。
特に私が心配なのは、「機内で無事に過ごせるのか」「周りの人に迷惑をかけてしまわないか」ということ。
新幹線などとは違って、飛行機は「どうしても無理だから途中で降りよう」ということができません。
だからこそ、搭乗してから困ることを少しでも減らせるように、私は座席選びの段階から考えておくことにしました。
この記事では、発達障害の子どもに「この座席がおすすめ」と紹介するのではなく、4歳9か月のひなたとのハワイ旅行を前に、我が家ならどんなことを考えて座席を選ぶのかをまとめています。
なお、この記事を書いている時点では、ひなたとのハワイ便にはまだ搭乗していません。
実際に乗ってみた結果ではなく、息子の普段の様子と、ANAの座席表を確認しながら考えた「搭乗前の我が家の準備記録」です。
先に結論。我が家が座席選びで重視した5つのこと
我が家が飛行機の座席を選ぶときに考えたのは、単純に「通路側か窓側か」ではありません。
ひなたの普段の様子を考えながら、
- 長時間座っていられるか
- 座席を広く使えるか
- 人の往来が刺激にならないか
- トイレやギャレーなど周辺設備はどこにあるか
- 何かあったときに親が対応しやすいか
この5つを確認することにしました。
まだ実際に搭乗していないので、これが正解かは分かりません。
それでも、「乗ってから困った!」を少しでも減らすために、今の我が家が考えていることをまとめます。
① 長時間、座っていられるか
これは、正直かなり心配しています。
ひなたはとにかく多動で、じっと座っていることが苦手です。
普段の様子を考えると、ハワイまでの長時間フライトをずっと座席に座って過ごせるとは思っていません。
途中で落ち着かなくなったり、体を動かしたくなったりすることは、きっとあると思います。
ただ、飛行機では新幹線のように「ちょっと歩いて気分転換しよう」と自由に動けるわけではありません。
シートベルト着用サインが出ている間はもちろん、サインが消えていても、機内では安全を優先して行動する必要があります。
だからこそ、
「どうやって長時間過ごすか」
は、座席選びとセットで考えています。
搭乗前の過ごし方や睡眠のリズムも考えながら、機内でできるだけ退屈しないように、おもちゃや動画などの準備もしておくつもりです。
② 座席をできるだけ広く使えるか
これも、我が家にとってはかなり大きなポイントです。
ひなたは足をばたつかせることがあります。
「前の座席を蹴ってしまったらどうしよう」という心配もあります。
もちろん、実際に機内でどうなるかは分かりません。
でも、何時間も過ごす場所だからこそ、
できるだけ座席を広く使える環境にしておきたい
と考えました。
そのため我が家では、4人家族だから4席という考え方ではなく、
私+ひなたで3席、パパ+次男で3席
という、2名で3席を2組利用する方法を考えています。
座席を広く確保することは我が家にとって金銭的にも大きな選択ですが、長時間のフライトを考えると、できるだけ余裕を持たせたいと思っています。
③ 人の往来が刺激にならないか
ここは、今回座席表を調べていて特に気になったところです。
ひなたは刺激に敏感なところがあります。
特に私が心配しているのが、寝ている途中で人の往来や物音によって起きてしまったときです。
大人でも、気持ちよく寝ているところを突然起こされると機嫌が悪くなることがありますよね。
ひなたの場合、予期せず起きたときに、そのまま癇癪につながることもあります。
だから、
「寝られれば大丈夫」
ではなく、
「寝たあとに、できるだけ刺激を増やさない環境にできないか」
というところまで考えるようになりました。
そのため、座席の位置だけではなく、トイレやギャレーなど、人の往来がありそうな場所との位置関係も確認しています。
もちろん、実際にどの程度人の往来があるのかは、搭乗してみなければ分かりません。
あくまで座席表を見たうえで、
「我が家なら、ここは気にしておきたい」
と考えたポイントです。
④ トイレ・ギャレーなど、周辺設備はどこにあるか
座席表を見るときは、座席番号だけでなく、その周辺に何があるのかも確認しました。
我が家の場合、トイレは「できるだけ近いほうがいい」とも「できるだけ遠いほうがいい」とも考えていません。
理想は、近すぎず、遠すぎず。
必要なときに利用しやすい距離にありながら、トイレを利用する人の往来が気になりすぎない場所がいいと思っています。
また、トイレについては、子ども連れの利用も多そうな場所を選べたらいいなとも考えています。
ただし、実際の利用状況までは搭乗前には分かりません。
そのため、座席表から確認できる範囲で、トイレやギャレーなどの位置・口コミをチェックしました。
⑤ 何かあったとき、親が対応しやすいか
最後に、私が大事だと思っているのが、何かあったときに親が対応しやすいことです。
ひなたの場合、
「絶対に何も起こらない」
とは考えていません。
突然、奇声をあげるかもしれない。
癇癪になるかもしれない。
座っていることが難しくなるかもしれない。
機内食が食べられないことで、いつも以上に機嫌が悪くなるかもしれない。
そんな可能性を考えると、航空会社についても我が家なりに考える必要があると思いました。
ハワイ旅行ではANAを候補にしています。
私自身、以前ANAのFLYING HONUに搭乗した経験がありますが、今回はそこに「ひなたと一緒に長時間の国際線に乗る」という視点を加えて考えています。
また、搭乗前には、ひなたの特性について航空会社にどのような情報を伝えておくべきなのか、必要な手続きやサポートについても公式情報を確認しておく予定です。
座席を決めて終わりではなく、
「もし機内で何か起きたら、親としてどう対応するか」
まで考えておく。
これも、我が家の座席選びでは大切にしたいポイントです。
4人家族だけど、我が家は「2名で3席」を2組利用する予定
我が家は4人家族ですが、今回のハワイ旅行では、4人で横一列に4席を取るのではなく、
私+ひなたで3席
パパ+次男で3席
という、2名で3席を2組利用する形を考えています。
私+ひなた、パパ+次男で前後2列
我が家が考えているのは、私とひなたが後ろの列、パパと次男がその前の列に座る配置です。
前の席にパパと次男がいることで、ひなたが足をばたつかせたり、前の座席を蹴ってしまったりすることも心配ではあります。
ただ、4人で横一列に並ぶよりも、前後2列に分かれてそれぞれ3席を使ったほうが、我が家にとっては余裕を持って過ごせるのではないかと考えました。
なぜ4人横並びではなく、前後2列に分かれるのか
一番の理由は、やはりひなたが長時間じっとしていられないことです。
足をばたつかせることもありますし、座席のスペースはできるだけ広く使えるようにしておきたい。
さらに、次男とひなたは4歳差です。
次男も長時間のフライトを過ごすことになるので、4人でぎゅっと横並びにするより、それぞれに少し余裕があるほうがいいと考えました。
そして、もうひとつ私が大事だと思っているのが、パパとママ自身ができるだけ疲れを溜めないことです。
子どもとの旅行では、どうしても親が頑張る場面が増えます。
でも、親が疲れ切ってしまったり、余裕がなくなったりすると、子どもへの対応にも影響してしまうと思っています。
特にひなたの場合、親の焦りやイライラが伝わると、さらに落ち着かなくなることもあります。
だから私は、
「ひなたが快適に過ごせること」だけではなく、「親もできるだけ余裕を持って過ごせること」も大切
だと考えています。
親が疲れを溜めないこと、ストレスを減らすことも、結果的にひなたが落ち着いて過ごすための準備のひとつ。
そう考えて、我が家では2名で3席を2組利用する方法を選択肢に入れました。
我が家はできるだけ閑散期を選ぶ
座席だけでなく、旅行する時期についても、我が家なりのルールがあります。
できるだけ人の少ない時期を選ぶこと。
ひなたは、大勢の人がいる場所に長時間いると疲れやすいところがあります。
人が多い時期は、空港や観光地での待ち時間も長くなりやすく、周りの人への配慮が必要になる場面も増えます。
それなら、できるだけ人の少ない時期を選んだほうが、ひなたにとっても、私たち親にとっても負担を減らせるのではないかと考えています。
また、ハイシーズンと重なると旅行費用も大きくなりやすいため、仕事の都合をつけながら、我が家はできるだけ閑散期に旅行する予定です。
これは「安い時期に行きたい」というだけではなく、
ひなたの刺激を減らすこと、待ち時間を減らすこと、そして親の負担を減らすこと。
全部ひっくるめて、我が家にとっては大切な旅行準備のひとつです。
ANA FLYING HONUの座席表を見て、我が家の候補を決めた
ここまで考えた条件をもとに、実際にANA FLYING HONUの座席表を見ながら、我が家の座席候補を絞っていきました。
特に確認したのは、
- 座席をできるだけ広く使えるか
- 人の往来が気になりにくそうか
- トイレや多目的ルームなど、周辺設備がどこにあるか
- 4人家族でも、ひなたと親が無理なく過ごせそうか
という点です。
【座席イメージ図】

※座席配置を分かりやすくするためのイメージ図です。実際の座席配置や設備については、搭乗時のANA公式情報をご確認ください。
第一候補は75・76列HJK
我が家が第一候補として考えているのが、75・76列のHJKです。
座席の使い方は、
- 76列:私+ひなた
- 75列:パパ+次男
という形を予定しています。
4人で横一列に座るのではなく、前後2列に分かれて、それぞれ3席を2人で使う形です。
特に気になったのが、76列の後方にある多目的ルーム。
我が家では、周辺設備の位置も座席選びの大きな判断材料になりました。
一方で、トイレに近すぎる席は候補から外しています。
前の章でも書いたように、ひなたは人の動きや音などの刺激が気になることがあります。
特に、寝ているところを人の往来などで起こされてしまうと、その後の癇癪につながる可能性もあるため、「近ければ便利」というだけではなく、周囲の人の動きも考えて座席を選ぶことにしました。
もちろん、実際にどのくらい人が行き来するのかは搭乗してみないと分かりません。
だからこそ、今の段階では「我が家なら、この位置を選ぶ」という基準で考えています。
75・76列が取れなかった場合は71・72列HJK
第一候補の75・76列が取れなかった場合は、71・72列のHJKを第二候補として考えています。
また、70列は非常口座席のため、我が家では候補から外しました。
座席は「空いているところを取る」のではなく、ひなたの特性や家族4人の過ごし方を考えながら、事前に候補をいくつか決めておくことにしました。
座席だけでなく、機内で過ごす準備もしている
座席を決めるだけでは、長時間のフライトを乗り切れるとは思っていません。
ひなたの場合は、機内で「食べられるものがない」「退屈する」「いつもの安心できるものがない」といったことも、機嫌が崩れるきっかけになる可能性があります。
そこで、座席選びと並行して、機内で過ごすための準備も少しずつ進めています。
機内食は食べられない前提で準備
ひなたは偏食があり、普段から食べられるものがかなり限られています。
そのため、機内食をあてにするのではなく、普段食べ慣れているものを持っていくことを前提に考えています。
持ち込み可能なものを確認したうえで、食べ慣れているお菓子やパン類、麦茶などを準備する予定です。
「機内食を食べてくれるかどうか」を心配するより、最初から食べられるものを用意しておく。
これも、我が家にとっては飛行機に乗るための大切な準備のひとつです。
好きな数字や乗り物を活用する
ひなたは数字や乗り物が好きなので、機内で過ごす時間にも、好きなものを取り入れる予定です。
持っていくのは、音が出ないおもちゃや、数字・色分けなどを使って集中できそうなおもちゃ。
長時間ずっと同じもので遊べるとは思っていないので、いくつかに分けて準備しておき、飽きたときに順番に出せるようにするつもりです。
「発達障害の子どもにはこのおもちゃがおすすめ」というより、ひなたが普段から興味を持っているものを、機内でも使える形にして持っていくという考え方です。
長時間フライトの暇つぶし・パニック対策
それでも、長時間のフライト中に暇になったり、気持ちが崩れたりする可能性はあります。
そこで、普段の旅行や移動で使っているものも含めて、できるだけ「困ったときにすぐ出せるもの」を準備しています。
その中でも、必ず持っていきたいのがひなたのお気に入りのブランケットです。
赤ちゃんの頃から使っているもので、家の外で過ごすときにも、いつもの安心できるものとして持ち歩いています。家の匂いを嗅ぐと落ち着くようです。
飛行機の中という普段とはまったく違う環境だからこそ、少しでも「いつもと同じもの」がある状態にしておきたいと思っています。
機内に持っていくものや、長時間移動で実際に準備しているものについては、こちらの記事でも詳しくまとめています。
→ [発達障害の子どもとの飛行機で助かった持ち物15選|長時間フライト対策]
→ [発達障害児との飛行機で迷子・パニックが心配な時の対策5選|万が一に備えた準備]
→ [発達障害の子どもと空港どう過ごす?待ち時間・パニック対策|事前に調べたことまとめ]
まだ搭乗前だから、分からないこともある
ここまで座席についていろいろ考えてきましたが、まだひなたとはハワイ便に搭乗していません。
そのため、実際に乗ってみないと分からないこともたくさんあります。
例えば、
- 実際に長時間座っていられるのか
- COUCHiiでどのように過ごすのか
- COUCHiiで眠ることができるのか
- 人の往来をどの程度気にするのか
- 前後2列に分かれた座席配置が、実際に使いやすいのか
このあたりは、今の段階ではまだ分かりません。
だからこそ、この記事では「この座席なら大丈夫」とは書かず、搭乗前の我が家が、ひなたの特性を考えながらどんな基準で座席を選んだのかを記録しています。
実際に搭乗した後は、
- 座席でどのくらい落ち着いて過ごせたか
- COUCHiiで眠ることができたか
- 人の往来や周囲の音をどの程度気にしたか
- 前後2列の配置は使いやすかったか
など、実際に体験して分かったことを追記する予定です。
「搭乗前に考えていたこと」と「実際に乗ってみた結果」。
この2つを残しておくことで、これから発達障害のある子どもとの長時間フライトを考えている方にも、少しでも参考になる記録にできればと思っています。
発達障害の子どもと飛行機に乗る前の座席チェックリスト
最後に、今回我が家が座席を選ぶときに確認したことを、チェックリストにまとめました。
座席を選ぶときは、「窓側か通路側か」だけではなく、子どもの特性や家族の過ごし方、周辺設備まで含めて考えてみるのがおすすめです。
- □ 長時間座ることが難しくないか
- □ 座席を広く使う必要はないか
- □ 人の往来が気になりそうな場所ではないか
- □ トイレの位置を確認したか
- □ ギャレーの位置を確認したか
- □ 非常口座席など、特殊な座席ではないか
- □ 家族の座席配置を決めたか
- □ 親が子どもに対応しやすい配置か
- □ 航空会社の最新の座席表を確認したか
- □ 座席以外の機内対策も準備したか
座席選びで迷ったら、この10項目を確認
今回の我が家の座席選びをもとに、チェック項目を1枚にまとめました。

※座席や機内設備は航空会社・機材によって異なります。実際に座席を選ぶ際は、利用する航空会社の最新情報も確認してください。
このチェックリストを見ながら、**「うちの子なら何を優先するか」**を考えてみると、座席選びの条件を整理しやすくなると思います。
まとめ|我が家は「おすすめの席」ではなく、息子に必要な条件から選ぶ
今回、ひなたとのハワイ旅行に向けて座席選びをしてみて、改めて感じたのは、「発達障害の子どもにはこの席がおすすめ」という答えがあるわけではないということです。
ひなたの場合は、
- 長時間じっと座っていることが苦手
- 人の動きや音などの刺激が気になることがある
- 偏食があり、機内食を食べられるとは限らない
- 飛行機は好きだけれど、長時間のフライトを経験したことはまだない
という特性があります。
だから我が家では、一般的に「おすすめ」とされている座席をそのまま選ぶのではなく、「ひなたの場合、何が負担になりそうか?」を考えながら座席を決めました。
もちろん、事前に考えた通りになるとは限りません。
だからこそ、私は**「行く前にどれだけ調べて、想像して、準備しておくか」**が大切だと思っています。
航空会社の公式情報や座席表を確認するのはもちろん、実際に飛行機に乗った人のYouTube動画や口コミを見ることも、機内の様子をイメージするための材料になります。
「この場所はどんな感じなんだろう?」
「ここに座ったら、ひなたはどう過ごすだろう?」
そんなふうに、できるだけ具体的に想像しておく。
必要であれば、航空会社に確認したり、事前に相談したりすることも準備のひとつだと思います。
ただ、どれだけ調べても、実際に搭乗してみなければ分からないこともあります。
だから最後は、**「ここまで準備したんだから、あとは行ってみよう。何かあったら、そのとき考えよう」**という気持ちも大切なのかなと思っています。
完璧に準備して、すべてを予定通りに進めることが目的ではありません。
できるだけの準備をしたうえで、最後は少し肩の力を抜いて、
「まあ、なんとかなる。ま、いっか」
くらいの気持ちも持っておきたい。
私自身も、ひなたとのハワイ旅行が実際に始まってみないと分からないことだらけです。
この記事も、今の段階での「正解」を書いたものではありません。
搭乗前の我が家が、息子に必要な条件を考えながら、どんな座席を選ぼうとしているのか。
その記録として残しておきます。
実際にひなたと飛行機に乗った後は、座席でどのように過ごしたのか、COUCHiiで眠れたのか、人の往来は気になったのか、前後2列の配置は使いやすかったのかなど、実際に体験して分かったことを追記する予定です。


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