発達障害のある子どもを育てていると、
- 子どもの足音が近所に響いていないか
- 走ったり飛び跳ねたりする音が気になる
- 癇癪や大きな声が隣の部屋に聞こえていないか
- マンションやアパートでの騒音トラブルが心配
と悩むことがありますよね。
特に、子どもに「静かにして」「走らないで」と何度言っても、特性によっては簡単には抑えられないこともあります。
わが家も実際に騒音トラブルを経験し、住環境について真剣に考えるようになりました。
この記事では、そんなわが家が実際に行った
- 壁の吸音・遮音対策
- 防音マット・ジョイントマット
- 厚手ラグ
- 家具の配置
- 防音カーテン
- 管理会社への相談
- 引っ越しを含めた住環境の見直し
について、実際に検討したこと・使ってみたものをまとめています。
「できるだけ近所に迷惑をかけたくない。でも、子どもをずっと我慢させるのもつらい」
そんな家庭の、ひとつの参考になれば嬉しいです。
発達障害児の騒音対策で、まず知っておきたいこと
発達障害のある子どもの騒音対策を考えるとき、まず大切だと感じたのが、
「静かにさせること」だけを対策にしないこと
です。
子どもが走ったり、飛び跳ねたり、大きな声を出したりするたびに、
「静かにして!」「走らないで!」
と注意し続けるのは、子どもにとっても親にとってもかなりの負担になります。
もちろん、周囲への配慮は必要です。
でも、特性による行動をすべて親の声かけだけで抑えるのは、現実的には難しいこともあります。
だからこそ、
「子どもを変える」だけではなく、「音が出にくい環境を作る」
という考え方も必要なのではないかと思っています。
「静かにして」だけでは解決できないことがある
発達障害のある子どもの場合、
- 気持ちが高ぶって走る
- 嬉しくて飛び跳ねる
- 癇癪やパニックで大きな声が出る
- 同じ動きを繰り返す
など、本人の意思だけでは簡単に止められないことがあります。
わが家の長男も、嬉しいときや気持ちが高ぶったときに飛び跳ねることがあります。
常に多動で動き回るので、下の階への足音がずっと気になっていました。
「言えばやめてくれる」というものではないからこそ、親側でできる対策を考えるようになりました。
わが家が特に気になっていた音
わが家の場合、気になっていたのは主にこのような音です。
- 子どもが走る足音(歩くのもドシン、ドシンとうるさめ)
- 飛び跳ねたときの衝撃音
- おもちゃなどを落とす音
- 癇癪やパニック時の大きな声
- 普段の生活音
特にマンションやアパートでは、床だけでなく壁や窓など、さまざまな場所から音が伝わる可能性があります。
そこで、床だけに限定せず、家全体の環境を見直すことにしました。
引っ越し後、わが家が最初にしたのは「壁の防音」でした
以前の住まいで騒音トラブルを経験したこともあり、引っ越し後はできることから防音対策を始めました。
その中でも、わが家が最初に取り組んだのが、
リビングの壁の吸音・遮音対策
です。
床より先に壁の対策を選んだ理由
子どもの足音が気になっていたので、最初は床の防音マットなどを考えていました。
ただ、わが家の場合は、
「隣の部屋に音が伝わるのも気になる」
という思いがありました。
そこで、床だけではなく、隣室と接している壁にも対策をしてみることにしました。
わが家が購入した吸音シート・遮音シート
実際に購入したのは、
どの商品にするか迷ったとき、楽天市場やAmazonでランキング上位になっていたことや、口コミの多さも購入の参考にしました。
ただし、
「ランキング1位だから防音効果が高い」と判断したわけではありません。
あくまで、実際に使っている人が多く、口コミを確認しやすかったことが決め手のひとつです。
わが家が購入したものは、30×30cmのシート。
今回は12枚使用しました。
実際に購入したのはこちら👇
実際に貼った場所と貼り方
貼ったのは、
隣の部屋と直接接しているリビングの壁
です。
実際に貼ってみると、取り付け自体はそれほど難しくありませんでした。
ただ、意外と大変だったのが、
「まっすぐ貼ること」
でした。
1枚ずつ貼っていくので、
「ちょっとズレたかな?」と気になり始めると、意外と神経を使います。
全部で12枚ですが、作業時間はだいたい30分ほどでした。
黒っぽい遮音シート+白い吸音シートで見た目はどう?
遮音シートは黒っぽい色なので、
「壁に貼ったらかなり目立つのでは?」
と最初は少し心配でした。
でも、上から白い吸音シートを貼ったことで、白い壁にもそれほど違和感なく馴染みました。
遠目から見ると、
「何か防音対策をしている壁」
という感じはありますが、わが家ではそこまで気になっていません。
質感はサラッとしていて、ホテルライクのようにも見えます。
会議室や講堂などに貼られているのを見たことがある人は、特段気にすることはないかなと思います。
遮音シートは最初、ゴムのようなにおいがした
これは実際に使ってみて気になったポイントです。
開封したばかりの遮音シートは、少しゴムのようなにおいがしました。
そこで、わが家ではすぐに壁に貼らず、
数日間、日光に当てて風にさらしてから使用しました。
においが気になる方は、開封直後に無理に室内へ設置せず、商品の説明も確認しながら、十分に換気してから使うと安心だと思います。
子どもはどうだった?|まったく気にしませんでした
防音シートを壁に貼ったことで、
「子どもが嫌がったらどうしよう」
とも思っていました。
でも、実際にはまったく気にしていません。
息子にとっては、
**「ただの壁」**くらいの感覚なのだと思います。
子どもの生活スペースに何か対策をするときは、見た目や触り心地を気にすることもありますが、今回は特に問題ありませんでした。
実際に生活して感じたこと|「ないより、あった方がいい」
では、実際に防音シートを貼ってみてどうだったのか。
正直なところ、
「これで完全に音が聞こえなくなった!」というものではありません。
防音対策をしたからといって、すべての音を完全に遮断できるわけではありません。
ただ、私自身が感じたのは、
「ないよりは、絶対あった方がいい」
ということでした。
特に大きかったのが、
心理的な負担が減ったこと。
「何もしていない」という状態から、
「できることはやっている」
という状態になっただけでも、かなり気持ちが違いました。
隣の部屋から聞こえてくる音も、今のところ特に気になることはありません。
もちろん、防音シートだけでどの程度音が軽減されたのかを正確に測ったわけではありません。
あくまで、わが家が実際に生活してみて感じた範囲での感想です。
それでも、「少しでもできることをしておきたい」
と思っているわが家には、やってよかった対策のひとつです。
床の衝撃音対策|実際に購入した防音マット「静床ライト」
壁の防音対策と合わせて、わが家が実際に購入したのが、
防音マット「静床ライト」です。
子どもが走ったり、飛び跳ねたりしたときの「ドンドン」という衝撃音が、下の階に響いていないか以前から気になっていました。
特にわが家の長男は、気持ちが高ぶったときに飛び跳ねることがあります。
「静かにして」と言うだけでは難しいこともあるからこそ、
できるだけ音が響きにくい環境を作っておきたい
と思い、防音マットを取り入れることにしました。
わが家が購入したのは「静床ライト」
わが家が購入したのは、
静床ライト(50×50cm)を10枚
です。
以前から口コミや、楽天市場・Amazonなどでランキング上位になっているのを見ていて、気になっていた商品でした。
ただ、ネットで見ているだけでは、
「本当にそんなに違うのかな?」
という気持ちもあり、なかなか購入には踏み切れませんでした。
そんなとき、ホームセンターのDCMで実物を見つけました。
そこで行われていたのが、重りをマットに落として衝撃を比較する実演販売。
これを実際に見て、
「えっ、こんなに違うの?」
と驚きました。
重りを落としたときの衝撃が、普通の床材とは明らかに違うように感じたんです。
実際に自分の目で見て、
「これなら子どもの足音対策に使ってみたい」
と思ったことが、購入の大きな決め手になりました。
「防音性」だけでなく、丸洗いできることも決め手に
子どもがいる家庭で防音マットを選ぶなら、私がかなり重要だと思うのが、
汚れたときにどうするかです。
子どもが遊ぶ場所に敷くものなので、食べこぼしや飲み物などで汚れることもあります。
そのため、静床ライトは丸洗いできることも大きな決め手でした。
「防音性が高そうだから」という理由だけではなく、
子どもが毎日使うものだから、汚れたときに対応できるか
というところも重視しました。
カラーバリエーションが豊富なのもよかった
もうひとつ気に入ったのが、
カラーバリエーションが豊富なこと。
防音マットというと、いかにも「防音対策しています」という見た目になってしまうのかなと思っていました。
でも、カラーがいろいろあるので、部屋の雰囲気に合わせて選びやすいです。
わが家も、できるだけ部屋に馴染む色を選びました。
毎日目にするものだからこそ、
「防音のためだから仕方ない」ではなく、部屋に置いても違和感が少ない
というのは嬉しいポイントでした。
実際に使ってみて感じたこと
実際に敷いてみると、一般的なマットとは厚みや重さが違います。
特に、DCMで実演を見たときに感じた「衝撃を受け止めてくれる感じ」が、購入する後押しになりました。
もちろん、
静床ライトを敷けば、子どもの足音が完全になくなるわけではありません。
防音マットだけですべての騒音を解決できるわけではないので、そこは注意が必要です。
それでも、
「何も対策していない床」よりも、
「少しでも衝撃を吸収できるものを敷いている」
という安心感があります。
わが家にとっては、それだけでも取り入れてよかったと思っています。
部屋全体ではなく、必要な場所からでもOK
防音マットは、部屋全体に敷こうとすると枚数も増え、その分費用もかかります。
そのため、
子どもがよく遊ぶ場所や、走ったり飛び跳ねたりしやすい場所を優先する
という方法でもいいと思います。
わが家も、最初から家中を防音仕様にするのではなく、必要な場所から取り入れました。
「全部やらなきゃ」と考えると大変ですが、
- 子どもがよく遊ぶ場所
- 足音が気になる場所
- おもちゃで遊ぶ場所
- 飛び跳ねることが多い場所
など、音が出やすいところから対策していくのもひとつの方法です。
防音対策は、完璧を目指すより、
「今できることを少しずつ」
くらいの気持ちで取り入れるほうが、親にとっても続けやすいと思います。
厚手ラグで遊ぶスペースの衝撃を和らげる
静床ライトと合わせて検討したのが、
厚手のラグです。
床に直接響く音を少しでも和らげられないかと思い、子どもが遊ぶスペースだけでも敷こうかと考えました。
ラグを検討するときに気になったこと
ただ、実際に考えてみると、
- 洗えるか
- 汚れたときにどうするか
- 掃除しやすいか
- 夏場に暑くならないか
- 子どもが走りにくくならないか
など、いろいろな問題があります。
防音だけを考えるなら厚手のものがよさそうでも、毎日の生活を考えると、管理しやすさも大切です。
家具配置と遊ぶ場所を見直す
意外と見落としがちなのが、
家具の配置
大きな工事をしなくても、家具や子どもの遊ぶ場所を少し変えるだけなら、比較的取り入れやすいですよね。
音が出やすい場所を隣室から離す
例えば、
- 音が出やすい遊びをする場所を隣家側から離す
- 子どもが走り回りやすいスペースをできるだけ限定する
- 壁際で激しく遊ばないようにする
など。
もちろん、子どもの行動を完全にコントロールすることはできません。
でも、「なるべく音が出にくい場所で遊べるようにする」
という環境づくりはできます。
家具の配置も見直してみた
以前は、家具の配置についてそこまで考えていませんでした。
でも騒音について考えるようになってから、
- 壁際に収納棚を置く
- テレビ台や棚の位置を見直す
- 音が出やすい場所を隣室から離す
など、できる範囲で工夫するようになりました。
大きな声・奇声が気になるとき|防音カーテンも検討
足音だけでなく、
大きな声や奇声が外に響いていないか
も気になりますよね。
わが家でも、防音カーテンを検討しました。
防音カーテンで完全に音を防ぐことはできない
防音カーテンについて調べていると、
「これを付ければ音が完全に外へ漏れなくなる」
というものではないことが分かりました。
そのため、
「完全に防ぐためのもの」ではなく、「できる範囲で音漏れを減らすための対策」
として考えるのがよいと思っています。
窓からの音漏れが気になる場合に検討したこと
特に、
- 窓が道路側にある
- 近隣の住宅が近い
- 子どもの大きな声が気になる
という場合は、防音カーテンを検討してみてもいいかもしれません。
ただ、費用もかかるため、わが家では優先順位を考えながら検討しました。
まずは今すぐできることから取り入れ、
「それでも気になるなら次の対策」
という順番で考えています。
管理会社への相談も騒音対策のひとつ
騒音について悩んでいると、
「できるだけ自分たちで何とかしなきゃ」
と思ってしまうことがあります。
でも、困ったときは、
管理会社や大家さんに相談する
という方法もあります。
困ったときは一人で抱え込まない
騒音問題は、家庭だけで解決できるとは限りません。
特に、
- 近隣から苦情が来た
- 何度もトラブルになっている
- どう対応すればいいか分からない
- 親自身が精神的に限界になっている
という場合は、一人で抱え込まないことも大切です。
わが家も実際に騒音トラブルを経験しました。
そのときの詳しい出来事や、児童相談所が訪問してきたときのことは、こちらの記事にまとめています。
👉 発達障害児の騒音トラブル|児童相談所に通報された体験と親の対処法
それでも難しい場合は「住環境を変える」ことも考えた
防音対策をいろいろ考えてみても、
すべての音をなくすことはできません。
特に、発達障害の特性による行動そのものを完全になくすことは難しいです。
だからこそ、場合によっては、
住環境そのものを変える
という選択肢もあると思っています。
どれだけ対策しても防ぎきれない音がある
防音マットを敷く。
壁に対策をする。
家具の配置を変える。
窓を閉める。
できることはいろいろあります。
それでも、
「今日はどうしても大きな声が出てしまう」
「何度言っても走ってしまう」
という日はあります。
そんなときに、
「静かにして!」「走らないで!」
と注意し続ける生活は、子どもにも親にも苦しかったです。
だから私は、
「防音対策をする」ことと「住みやすい環境を選ぶ」ことは、別々に考えていい
と思うようになりました。
平屋・メゾネットという選択肢
騒音が特に気になる場合は、
- 1階の部屋
- 平屋
- メゾネット
- 戸建て
など、上下階への音を気にしにくい住環境を選ぶ方法もあります。
もちろん、家賃や立地、通園・通学など、それぞれの家庭で条件は違います。
「引っ越せばすべて解決」というわけでもありません。
ただ、
「今の家に住み続けることだけが選択肢ではない」
と知っておくことは、気持ちの面でも大切だと思います。
わが家が引っ越しを決めた理由
実はわが家も、騒音トラブルを経験してから少しずつ不動産情報を見るようになりました。
最初から、
「今すぐ引っ越そう!」
と思っていたわけではありません。
「今すぐ」ではなく「いつでも動けるように」
私の気持ちとしては、
「もし限界が来た時に動けるように」
という感覚に近かったと思います。
物件情報を見るだけでも、
「もし今の家が本当に無理になったら、別の場所に移ることもできる」
と思えるようになりました。
それだけでも、少し気持ちが楽になりました。
条件に合う物件が見つかり、引っ越しを決めた
特に急いで探していたわけではありませんでした。
そんな中で、わが家の条件にかなり近い物件が見つかりました。
その物件は、
- 家賃が今より下がる
- 駅から近くなる
- 部屋数が増える
- 周囲への音の心配が減りそう
という、わが家にとってかなり魅力的な条件でした。
「これはご縁かもしれない」
と思い、結果的に引っ越しを決めることになりました。
もちろん、家庭によっては簡単に引っ越せないと思います。
だから、
「騒音が気になるなら引っ越しましょう」と言いたいわけではありません。
ただ、もし今、「もう限界かもしれない」
と感じているなら、
今すぐ引っ越さなくても、少しずつ物件情報を見ておく
のもひとつの方法だと思います。
引っ越した後も、防音対策は続けています
引っ越したことで以前より音を気にしにくい環境にはなりました。
でも、防音対策をやめたわけではありません。
今回紹介したように、壁に吸音・遮音シートを貼るなど、
できることは引き続きやっています。
「引っ越したから大丈夫」ではなく、
「住環境を変えたうえで、さらにできる対策をする」
という考え方です。
まとめ|子どもを責め続けない騒音対策を
発達障害のある子どもとの生活では、
「静かにして」「うるさいよ}「走らないで」
と言いたくなる場面がどうしてもあります。
でも、特性による行動を完全に抑えることは難しく、逆効果になることもあります。
だからこそ、親ができることとして、
- 壁の吸音・遮音対策
- 防音マットやジョイントマット
- 厚手ラグ
- 家具や遊ぶ場所の配置変更
- 防音カーテン
- 管理会社への相談
- 必要に応じた住環境の見直し
など、できることから少しずつ取り入れていくことが大切だと思っています。
わが家の場合、一番「やってよかった」と感じたのは、引っ越し後に行った壁の吸音・遮音対策でした。
防音対策をしたからといって、音が完全になくなるわけではありません。
それでも、
「何もしていない」から「できることはやっている」
という状態になったことで、私自身の心理的な負担はかなり減りました。
そして何より、
「静かにして!」と子どもに言い続けるだけではなく、子どもも親も少しでも無理なく暮らせる環境を作る
という考え方が大切なのだと思います。
騒音について悩んでいると、どうしても
「自分たちが悪いのかな」
「もっと子どもを注意しなきゃ」
と自分を責めてしまいがちです。
でも、できる対策をひとつずつ考えていけば大丈夫。
全部を完璧にする必要はありません。
わが家の経験が、同じように悩んでいるご家庭の参考になれば嬉しいです。
関連記事
今回紹介した防音対策だけでは解決できないこともあります。
実際にわが家が騒音トラブルになり、児童相談所から訪問を受けたときの体験はこちらにまとめています。

コメント