発達障害や知的障害のある子どもとの飛行機。
持ち物を準備していても、
- 「空港で突然走り出したらどうしよう」
- 「人混みではぐれてしまったら?」
- 「機内でパニックになったら?」
- 「トイレに行くとき、一人で動いてしまったら?」
など、「もしも」の不安は次々に出てきますよね。
我が家も、まだ息子と飛行機に搭乗したことはありません。
だからこそ、初めての飛行機に向けて、
「実際に困ってから考えるのではなく、できる準備は先にしておきたい」
と思い、万が一の場面を想定しながら準備を進めています。
前回の記事では、タブレットやヘッドホン、シールブックなど、長時間のフライトを少しでも過ごしやすくするための「飛行機の持ち物」をまとめました。
▶ [発達障害の子どもとの飛行機で助かった持ち物15選【長時間フライト対策】]
今回はそれとは別に、
「迷子になったら?」
「パニックになったら?」
「体調を崩したら?」
という、万が一の場面に備えて我が家が準備しているものを5つまとめます。
発達障害児との飛行機|我が家が考えている「万が一への備え」5つ
今回紹介するのは、次の5つです。
- ヘルプシール|本人に貼って、迷子・はぐれに備える
- ヘルプマーク|鞄につけて、周囲に配慮を伝える
- 頓服薬|必要な場合に、パニックなどに備える
- 常備薬|旅行中の体調不良に備える
- 診断書・意見書|配慮が必要な場面の説明に備える
すべてを用意する必要はありません。
子どもの特性や、普段の生活で困っていることを考えながら、
「我が家にはこれが必要そう」
と思うものから準備していけばいいと考えています。
① ヘルプシール|本人に貼って「迷子・はぐれ」に備える
我が家がまず準備したいと思っているのが、ヘルプシールです。
ヘルプシールの大きなポイントは、本人の服や腕、背中など、必要な場所に直接貼れること。
我が家が準備しているヘルプシール
我が家では、服やバッグなどに貼って使えるタイプのヘルプシールを準備する予定です。
👇我が家が準備しているヘルプシールはこちら

こちらは、可愛いイラストが気に入りメルカリにて購入しました。
他にも楽天で購入した商品もあります!
👉我が家が購入したヘルプシールはこちら
※商品の仕様や使用方法は、購入前に販売ページでご確認ください。
鞄につけるタイプのものとは違い、本人自身に目印をつけておけるため、
「鞄を持っていない状態で、一人で走ってしまったら?」
という場面にも備えられると考えています。
発達障害のある子どもとの外出では、
- 急に走り出してしまう
- 人混みの中で親から離れてしまう
- パニックになってその場から離れてしまう
- 興味のあるものに向かって一人で行ってしまう
など、「ちょっと目を離した隙に離れてしまう」ことが心配になる場面があります。
特に空港は、広くて人も多い場所。
搭乗までの移動中に、もし息子が一人で走ってしまったら――。
そんな「もしも」を考えて、
我が家では本人に直接貼れるヘルプシールを準備しておきたいと思っています。
ヘルプシールは「鞄を持っていないとき」に使いたい
我が家では、ヘルプマークは鞄につける予定です。
でも、子どもがいつも鞄を持って移動しているとは限りません。
そこでヘルプシールは、
「鞄を持っていない本人にも目印をつけておく」
ためのものとして考えています。
例えば、
- 空港内を移動するとき
- 搭乗口まで歩くとき
- 人混みの中を移動するとき
- 機内でトイレへ行くとき
- 座席から離れて少し歩く場面
など。
特に機内では、トイレに行くために席を離れることがあります。
そのときに、もし本人が先に歩いてしまったり、
親から離れてしまったりした場合にも、
本人の服などに目印があることで、周囲から気づいてもらえる可能性があります。
もちろん、ヘルプシールを貼っていれば迷子にならないわけではありません。
それでも、
「万が一、離れてしまったときのために、本人自身に目印をつけておく」
という備えがあるだけでも、親としては少し安心できます。
我が家なら、背中や腕などに貼って使う
息子はシールを気にすると剥がしてしまう可能性があるため、
我が家なら背中や腕など、本人から見えにくく、周囲から確認しやすい場所に貼る予定です。
ヘルプシールは、空港内での移動だけでなく、機内でトイレに行くときなど、
鞄を持たずに本人が動く場面の目印として使いたいと考えています。
我が家では、ヘルプマークを鞄につけて使用する予定ですが、
もし本人が一人で走ってしまったり、
親とはぐれてしまったりした場合、鞄を持っていなければヘルプマークも一緒に離れてしまいます。
だからこそヘルプシールは、
「鞄を持っていない本人にも目印をつけておく」
ための備えとして準備しておきたいと思っています。
服の素材やシールの種類によって貼りやすさも違うため、旅行前に実際に試して、息子が気にしにくい場所を確認しておく予定です。
② ヘルプマーク|鞄につけて、周囲に配慮を伝える
ヘルプマークは、外見からは分かりにくい障害や病気などがある人が、周囲に配慮や援助を必要としていることを知らせるためのマークです。
我が家では、息子が普段から療育に持っていっているリュックにヘルプマークをつけています。
旅行のために新しい鞄を用意するのではなく、
普段から使っていて、息子自身も慣れているリュックをそのまま旅行でも使う予定です。
我が家は、普段使っているリュックにヘルプマークをつける
飛行機での移動では、空港や機内など、普段とは違う環境で過ごすことになります。
息子の場合、慣れない場所ではいつも以上に落ち着かなくなったり、
突然動き出したりする可能性があります。
そのため我が家では、普段から使っているリュックにヘルプマークをつけて、
「この子には配慮が必要かもしれない」
ということを、周囲に伝えられるようにしておきたいと考えています。
実際に、現在も療育へ行くときなどに、このリュックを使っています。

▲家族旅行でも、普段から使っているリュックを持って出かけています。
旅行だからといって、急に新しい鞄に変えるのではなく、
本人が使い慣れているものをそのまま持っていく。
これも我が家にとっては、環境の変化を少しでも減らすための準備のひとつです。
ヘルプシールとの違いは「本人につけるか、鞄につけるか」
①で紹介したヘルプシールは、本人の服や腕、背中などに直接貼るもの。
一方、ヘルプマークは普段使っているリュックにつけて使います。
我が家では、
- ヘルプシール → 本人そのものにつける
- ヘルプマーク → 普段使っているリュックにつける
というように、役割を分けて準備する予定です。
もし本人が一人で動いてしまった場合、リュックを背負っていれば、ヘルプマークが目印になります。
ただし、本人がリュックを置いて動いてしまう場面も考えられるため、
ヘルプマークだけに頼るのではなく、①のヘルプシールもあわせて準備しておきたいと考えています。
③ 頓服薬|パニックなど、いざという時に備える
※必要なお子さんのみ。使用については必ず主治医に相談してください。
これは、必要なお子さんだけが準備すればいいものです。
発達障害のある子どもの中には、
- 不安が強い
- 環境の変化が苦手
- パニックになりやすい
- 長時間の移動で負担が大きくなる
などの理由から、主治医から頓服薬を処方されている場合もあります。
飛行機での移動は、
- 空港の人混み
- 大きな音
- 長い待ち時間
- いつもと違う環境
- 長時間座って過ごすこと
など、普段とは違うことがたくさんあります。
まだ息子と飛行機に乗ったことはありませんが、
我が家では、「もしパニックになったらどうするか」まで事前に考えておきたいと思っています。
我が家なら、頓服薬についても事前に主治医へ相談する
我が家では、頓服薬を使うかどうかも含めて、旅行前に主治医へ相談する予定です。
例えば、
- 飛行機に乗る際に持参してよいか
- どのような状況で使用するのか
- 使用するタイミング
- 服用後に注意すること
- 旅行中の環境変化などを考慮した注意点
などを、事前に確認しておきたいと考えています。
特に、旅行当日になって初めて判断するのではなく、
あらかじめ主治医と相談しておくことが大切だと思っています。
また、薬によって注意点が異なるため、自己判断で使用したり、
普段とは違う使い方をしたりするのではなく、
息子の場合にどうするのがよいかを主治医に確認する予定です。
「実際には使わなかった」で終わるのが一番。
それでも、いざという時のために事前に相談しておくことで、親としても少し落ち着いて対応できると考えています。
※頓服薬の使用や旅行中の服用については、必ず主治医に相談してください。
④ 常備薬|旅行中の体調不良に備える
「使わなかったね」で終わるのが一番。
それでも、普段から使っている薬を持っているだけで、親としては少し安心できます。
旅行先で、
「あれ、いつもの薬がない……」
となると、ただでさえ慣れない環境の中で、さらに薬を探さなければいけません。
特に海外では、
- 日本と同じ薬が手に入るとは限らない
- 子どもに合う薬をすぐに見つけられない
- 成分や用量を確認する必要がある
- 薬局でのやり取りに不安がある
など、普段より準備が必要になることもあります。
そのため我が家では、普段から使っている薬を、旅行にも持っていけるように準備しておきたいと考えています。
我が家なら、普段使っている薬を中心に準備する
我が家で準備しておきたいのは、例えば、
- 目薬
- シロップ薬
- 肌荒れ用の塗り薬
- アレルギー薬
- 酔い止め
- 解熱剤(必要な場合)
などです。
特に息子の場合、薬によっては味やにおい、飲みやすさなども気になります。
実際に、ひなたはシロップ薬しか飲めません。
旅行先で急に別の薬を用意するよりも、普段から使い慣れているものを持っていくほうが安心だと考えています。
また、飛行機や旅行中は、
- 長時間の移動
- 疲れ
- 睡眠不足
- 食生活の変化
など、普段とは違う環境になります。
「念のため」と思うものを事前に整理しておけば、旅行中に体調を崩したときにも慌てにくくなります。
処方薬がある場合は、旅行の日程を確認し、必要な日数分を余裕を持って準備しておくことも忘れないようにしたいと思っています。
⑤ 診断書・意見書|配慮が必要な場面の説明に備える
診断書や意見書は、すべてのお子さんに必要なものではありません。
我が家では、
「もし搭乗時に不安が強くなったら?」
と考えたときの、万が一の備えのひとつとして検討しています。
発達障害のある子どもの場合、
- 強い不安が出やすい
- パニックになりやすい
- 指示が通りにくいことがある
- 搭乗時などに配慮が必要になる可能性がある
など、その子によって困りごとはさまざまです。
普段の生活では周囲も理解してくれていても、飛行機では初めて会う人や、普段とは違う環境の中で過ごすことになります。
そんなときに、
「こういう特性があります」
と説明するための資料が必要になる可能性も考えて、我が家では主治医に相談しておきたいと思っています。
我が家なら、必要性を主治医に相談しておく
診断書や意見書を準備するかどうかは、子どもの特性や旅行の状況によっても変わると思います。
そのため我が家では、
「飛行機での移動にあたって、こうした書類を準備しておいたほうがいいか」
を、事前に主治医へ相談する予定です。
必ず持っていくものと決めるのではなく、必要性を確認したうえで準備する。
これくらいの位置づけで考えています。
また、「搭乗時に不安が強くなったらどうする?」「パニックになったら?」という部分は、
診断書や意見書だけで解決するものではありません。
我が家では、事前にできる対策や、機内で過ごすためのアイテムについても別の記事でまとめています。
▶ 発達障害の子どもと飛行機|崩れたらどうする?搭乗拒否を防ぐ対策と神アイテムまとめ
※診断書・意見書の必要性や内容については、子どもの状況に合わせて主治医へ相談してください。
5つの備えを整理|我が家が「万が一」に準備しているもの
ここまで、我が家が飛行機に乗る前に準備しておきたいものを5つ紹介しました。
- ヘルプシール|本人につけて、迷子・はぐれに備える
- ヘルプマーク|リュックにつけて、周囲に配慮を伝える
- 頓服薬|パニックなど、いざという時に備える
- 常備薬|旅行中の体調不良に備える
- 診断書・意見書|配慮が必要な場面の説明に備える
すべてのお子さんに、すべての準備が必要なわけではありません。
大切なのは、普段の子どもの様子を振り返って、
「もし旅行中に○○が起きたら、どうする?」
と考えておくこと。
我が家も、まだ息子と飛行機に搭乗したことはありません。
だからこそ、実際に困ってから考えるのではなく、今のうちに「我が家には何が必要か」を考えながら準備を進めています。
あわせて読みたい|飛行機当日の対策も準備しておく
今回紹介した5つは、あくまで**「万が一に備えて準備しておくもの」**です。
空港での待ち時間や、機内での過ごし方、パニックを防ぐための工夫などについては、別の記事でまとめています。
飛行機でパニックになったら?搭乗拒否を防ぐための準備
▶ 発達障害の子どもと飛行機|崩れたらどうする?搭乗拒否を防ぐ対策と神アイテムまとめ
空港ではどう過ごす?待ち時間・パニック対策
▶ 発達障害の子どもと空港どう過ごす?待ち時間・パニック対策【事前に調べたことまとめ】
まとめ|「もしも」に備えて、できる準備をしておく
発達障害のある子どもとの飛行機では、普段とは違う環境だからこそ、親として心配になることもたくさんあります。
我が家もまだ息子と飛行機に乗ったことはありません。
だからこそ、迷子やパニック、体調不良などの「もしも」を想定して、
できる準備から少しずつ進めています。
すべてを用意する必要はありません。
子どもの特性に合わせて、「我が家には何が必要か」を考えておくこと。
それだけでも、いざというときに慌てず対応するための準備になると考えています。
実際の旅行では、今回紹介したものを使わずに済むのが一番。
それでも、「準備しておいてよかった」と思えるように、我が家なりの備えをしておきたいと思っています。


コメント