発達障害のある子どもの言葉の発達。
「少しずつでも言葉が増えてくれたらいい」
そう思いながら毎日を過ごしていても、なかなか言葉が増えなかったり、周りの同年代の子どもと比べてしまったりすると、不安になることがありますよね。
私も、何度もそう感じてきました。
4歳になった息子・ひなたは、言葉の発達がゆっくりです。
以前から療育に通っており、今回は2回目となる言語評価を受けました。
この半年間で、私から見れば言える単語も増えていました。
だからこそ、今回の評価では「少し成長したと言ってもらえるかな」と、どこかで期待していたのだと思います。
ところが、言語聴覚士の先生から言われたのは、
「半年前と比べて大きな成長は見られませんでした」
という言葉でした。
頭では、先生が伝えてくれた意味を理解しているつもりでした。
でも、実際にその言葉を聞いた瞬間、
「この半年、あまり成長していないんだ……」
と感じてしまいました。
帰り道、涙が止まりませんでした。
この記事では、4歳の息子が言語評価を受けた日のことや、そのときに感じた葛藤、そして時間が経ってから気づいた「小さな成長」について、私自身の経験として書いていきます。
同じように、子どもの言葉の発達に悩んでいる方に、少しでも届けば嬉しいです。
- 4歳の息子が受けた2回目の言語評価
- 言語評価では、言葉だけを見ているわけではなかった
- 半年前より単語が増えていたから、少し期待していた
- 「成長していない」と言われたようで、帰り道に泣いた
- 「もっと一緒に遊ぶ時間を」と言われて、苦しくなった
- 「ちゃんとやっているのに」と思ってしまった
- 子どものために頑張りたい。でも、これ以上頑張るのもしんどい
- 「大きな成長がない」と「成長していない」は同じではなかった
- この半年で、ひなたにできるようになったこと
- 私にとって「単語が1つ増える」は、とても大きな成長だった
- 周りの子どもの成長が、眩しく見えてしまうこともある
- それでも、ひなたの小さな成長は確かにある
- それでも私は、ひなたとハワイに行きたい
- 4歳で言葉が出ない息子を育てながら、今思うこと
- まとめ|小さな成長は、誰かに評価されなくても消えない
4歳の息子が受けた2回目の言語評価
2月末、療育先で2回目となる言語評価を受けました。
初めて言語評価を受けたのは、ひなたが3歳半くらいの頃です。
そこから半年ほど経ち、4歳になりました。
今回の評価では、事前にKIDS乳幼児発達スケールの問診票を記入しました。
KIDS乳幼児発達スケールは、乳幼児の発達を多方面から捉えるための発達検査です。
私自身、問診票に子どもの普段の様子を書きながら、
「前回よりもできることが増えたな」
と感じていました。
そして当日は、私が付き添って検査をするのではなく、ひなたと先生たちだけで別室に入りました。
言語聴覚士の先生、作業療法士の先生、そして普段の療育の担任の先生の3人で、ひなたの様子を見てもらったようです。
言語評価では、言葉だけを見ているわけではなかった
検査の詳しい内容を私はすべて見ていたわけではありません。
ただ、後から聞いた話や、私が把握している範囲では、いくつかの課題を行ったようです。
例えば、
- 紙に○やグネグネした線を書く、または先生の動きを模倣できるか
- 簡単なパズルができるか
- プットインのような簡単なやり取りができるか
- 「猿はどれ?」など、言葉と絵を結びつけられるか
といったことです。
また、こうした課題を行う中で、
- 椅子に座っていられるか
- 先生に注目できるか
- 先生の目を見ることができるか
- 人とのやり取りにどのくらい参加できるか
といった、社会性や行動面も見られていたのではないかと思います。
私は最初、
「言語評価だから、言葉をどれくらい話せるかを見るのかな」
くらいに考えていました。
でも実際には、言葉だけではなく、人との関わり方や課題への取り組み方など、いろいろな面から子どもの発達を見ているんだなと感じました。
※ここで書いている検査内容は、今回ひなたが受けた評価について私が把握している範囲のものです。実際の検査内容や評価方法は、実施する機関や検査によって異なると思います。
半年前より単語が増えていたから、少し期待していた
今回の評価を受ける前、私は少し期待していました。
この半年間で、ひなたは確実に言える単語が増えていたからです。
もちろん、同じ年頃の子どもたちと比べれば、まだまだ言葉は少ないです。
それでも、
「半年前とは違う」
と、私は感じていました。
だから今回の評価では、
「少し成長したと言ってもらえるかな」
と思っていたのです。
ところが、実際に聞いた言葉は、
「半年前と比べて大きな変化は見られませんでした」
というものでした。
「成長していない」と言われたようで、帰り道に泣いた
もちろん、先生は「何も変わっていない」と言ったわけではありません。
言葉が増えたことも見てくれていましたし、微々たる変化はあるということも話してくれました。
それでも私は、
「大きな成長はない」=「成長していない」
と受け止めてしまったのです。
それが、とてもショックでした。
帰り道は、涙が止まりませんでした。
「この半年間、私たちなりに頑張ってきたのにな」
そんな気持ちが、どんどん込み上げてきました。
「もっと一緒に遊ぶ時間を」と言われて、苦しくなった
さらに、言語聴覚士の先生から、
「もう少し一緒に遊ぶ時間を増やしてみましょう」
というアドバイスもありました。
「ママといる時間が一番長いから、10分だけでもいいので一緒に遊んでみてください」
というお話でした。
もちろん、先生が責めるつもりで言ったわけではないことは分かっています。
「10分だけでもいい」という言葉も、きっと私が取り組みやすいように伝えてくれたのだと思います。
でも、そのときの私は、
「え、これでも足りないの?」
と思ってしまいました。
「ちゃんとやっているのに」と思ってしまった
私は、私なりに子どもと関わってきたつもりでした。
療育から帰ってきたあとも、なるべくYouTubeに頼りすぎないようにしたり、休日には公園へ連れて行ったり。
もちろん、毎日理想通りにできていたわけではありません。
それでも、
「できることはやっている」
と思っていました。
だから、
「もっと関わる必要がある」
と言われたように感じてしまったのです。
「まだ足りないんだ」
「もっと頑張らないといけないんだ」
そんなふうに、自分を責めそうになりました。
子どものために頑張りたい。でも、これ以上頑張るのもしんどい
正直なところ、
これ以上「もっと頑張る」と言われるのはしんどい
とも思いました。
子どものためにできることがあるなら、やってあげたい。
少しでも言葉が増えるなら、一緒に遊ぶ時間も作りたい。
そう思う気持ちはあります。
でも、親にも生活があります。
仕事もある。
家事もある。
自分の時間も必要です。
親自身に余裕がなくなってしまったら、子どもとの時間まで苦しくなってしまうこともあります。
だから私は、
「子どものために頑張ること」と「自分を追い詰めすぎないこと」のバランスは難しいな
と改めて感じました。
「大きな成長がない」と「成長していない」は同じではなかった
言語評価を受けた直後は、
「成長していないんだ」
と落ち込みました。
でも、時間が経って少し冷静になると、
「大きな成長がない」と「何も成長していない」は、同じではないんだよな
と思えるようになりました。
私がこの半年間、ひなたを見てきて感じた変化は、確かにあります。
言語評価で「大きな成長」と言われなかったとしても、それまでの日々がなくなるわけではありません。
この半年で、ひなたにできるようになったこと
親にしか分からないような、本当に小さな変化です。
例えば、
- 言える単語が増えた
- 絵本に興味を持つようになった
- 絵本を見ながら指差しをするようになった
- 要求を手で叩いて伝えようとするようになった
- 食べられるものが少し増えた
- 手遊び歌を歌っているような様子が見られるようになった
など。
ひとつひとつは、とても小さな変化です。
でも、
半年前にはできなかったことが、今はできる。
これは紛れもなく、ひなたの変化です。
私は、このことを忘れないようにしたいと思いました。
私にとって「単語が1つ増える」は、とても大きな成長だった
ひなたが新しい言葉を言えたとき、私は今でもすごく嬉しくなります。
単語が1つ増えただけ。
他の人から見れば、それだけのことかもしれません。
でも私にとっては、
「この子が新しい言葉を覚えて、私に伝えてくれた」
という、とても大きな出来事です。
「言葉が1つ出れば、そこからどんどん増えていくよ」
そんな言葉を聞いたこともありました。
でも、実際にはそう簡単ではありませんでした。
ひなたの場合は、ひとつの言葉が出るまでにも時間がかかります。
だからこそ、
ひなたがひなたのペースでできるようになったことを、私はちゃんと喜びたい。
そう思っています。
周りの子どもの成長が、眩しく見えてしまうこともある
それでも、周りの子どもと比べてしまうことはあります。
私の周りには、同じ年頃の子どもたちがたくさんいます。
職場で子どもたちを見かけることもあります。
そんなとき、
「今日、保育園どうだった?」
「楽しかったよ」
そんな何気ない会話をしている親子を見ると、羨ましくなることがあります。
年下の子が普通に会話している姿を見ることもあります。
オムツが外れて、自分で身支度をしている姿を見ることもあります。
「できることがどんどん増えているんだな」
と感じると、眩しくて仕方ありません。
そして、
「ひなたもいつか、こんなふうになるのかな」
と考えてしまいます。
もちろん、比べても仕方がないことは分かっています。
でも、
「比べちゃいけない」と思っても、比べてしまう。
それも、私の正直な気持ちです。
それでも、ひなたの小さな成長は確かにある
そんなふうに落ち込む日があっても、
「ひなたには何も成長がない」
わけではありません。
言葉が増えた。
指差しができるようになった。
食べられるものが増えた。
歌のようなものを歌うようになった。
ひなたにしか分からない、ひなたなりの変化があります。
私は今回の言語評価を受けて、
専門家から見た「成長」と、親が毎日の生活の中で感じる「成長」は、同じではないのかもしれない
と思うようになりました。
どちらが正しい、という話ではありません。
評価には評価の意味がある。
そして、毎日一緒に暮らしている親だからこそ気づける変化もある。
その両方を大切にしていきたいと思っています。
それでも私は、ひなたとハワイに行きたい
こんなことがあっても、私はハワイに行きたいと思っています。
むしろ、落ち込んだときほど、
「この子と一緒に、楽しい思い出を作りたい」
という気持ちが強くなります。
できないことが多くてもいい。
言葉がゆっくりでもいい。
発達障害があってもいい。
旅行中に大変なことが起きるかもしれない。
それでも、
家族で旅行を楽しむことまで諦めなくてもいいんじゃないか。
そう思っています。
ハワイ旅行の準備を始めた理由も、単純に「ハワイに行きたい」というだけではありません。
ひなたが大きくなったとき、
「家族でこんなところに行ったね」
と思える思い出を、一緒に作りたいのです。
発達障害の子どもとの旅行には、不安もたくさんあります。
だからこそ、私は少しずつ準備をしています。
関連記事:
発達障害の子どもとハワイ旅行|準備はいつから?7〜8か月前から当日までのスケジュール完全ガイド
4歳で言葉が出ない息子を育てながら、今思うこと
今回の言語評価で、私はかなり落ち込みました。
「もっと頑張らなきゃいけないのかな」
「この半年、あまり成長していなかったのかな」
そんなことを考えて、苦しくなりました。
でも、今は少しだけ違う見方もできるようになりました。
「大きな成長が見られない」ことと、「成長していない」ことは同じではない。
そして、
親が見つけた小さな成長にも、ちゃんと意味がある。
そう思っています。
もちろん、これからも落ち込むと思います。
同年代の子どもを見て、羨ましくなる日もあると思います。
「どうしてうちの子は……」と思ってしまう日も、きっとあります。
それでも私は、
ひなたが今日できたことを、ひとつずつ見つけていきたい。
そして、できないことばかりに目を向けるのではなく、
「この子と何ができるかな」
ということも考えていきたいと思っています。
まとめ|小さな成長は、誰かに評価されなくても消えない
4歳になったひなたの2回目の言語評価で、
「半年前と比べて大きな成長は見られない」
と言われました。
正直、とてもショックでした。
でも、この半年間にひなたができるようになったことまで、なくなったわけではありません。
言葉が1つ増えたこと。
指差しができるようになったこと。
食べられるものが増えたこと。
歌うような姿を見せてくれたこと。
それらは、私にとって確かな成長です。
発達障害の子どもを育てていると、周りの子と比べて落ち込むことがあります。
「もっと頑張らなきゃ」と、自分を責めてしまうこともあります。
でも、そんな日があってもいい。
親が感じた「できるようになった」は、誰かに大きな成長だと評価されなくても、ちゃんと我が子の成長です。
私はこれからも、ひなたの小さな変化を見逃さずにいたいと思います。
そしていつか、家族でハワイに行って、
「この頃はこんなことに悩んでいたね」
と笑って話せる日が来たらいいなと思っています。
同じように、子どもの言葉の発達に悩んでいるママへ。
落ち込んでもいいし、周りの子を羨ましく思ってもいい。
それでも、今日見つけた小さな「できた」を、大切にしていきましょう⭐



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